2024年12月、日産とホンダが経営統合に向けて動き出すと発表した。2026年8月に持ち株会社を設立し、傘下に2社が入る予定だ。統合により、車台の共通化や研究開発機能の統合、サプライチェーンの最適化など7つのメリットがあると発表している。 業績を見れば、ホンダが好調な一方で日産は車が売れなくなっており、事実上はホンダによる救済ともいえる構図だ。今回の統合について、一部では台湾の鴻海精密工業による日産買収を防ぎたい経産省が主導したとの憶測も出ている。経営統合後の道筋を考えてみると、統合によるメリットは小さいようにみえるが、どのように進展するのか。