三重県鈴鹿市の国道で、緊急走行中の救急車の通行を妨害したなどとして、35歳の男が逮捕されました。 公務執行妨害などの疑いで逮捕されたのは、鈴鹿市の会社員、川元一寛容疑者(35)です。 警察によりますと、川元容疑者は去年11月、鈴鹿市肥田町の国道で、緊急走行中の救急車の前方で進路変更や停止を繰り返して、通行を妨害したうえ、妨害により、停止した救急車に車を後退させて急接近するなどして、消防吏員の職務を妨害した疑いが持たれています。 警察の調べに対して、川元容疑者は、「何度か自動車の妨害をしたことがあるので、今回のことかもしれません」と話しているということです。 消防によりますと、当時、救急車は患者を搬送していて、2分程度遅れが生じましたが、患者の容体に影響はなかったということです。