農業用水路の整備工事をめぐり、入札で便宜を図った見返りに業者から現金や商品券合わせて40万円分を受け取ったとして、県警は射水平野土地改良区の専務理事と土木会社の会社役員3人を土地改良法違反の疑いで逮捕しました。 *リポート 「午後6時です。賄賂の受け渡しがあったとされる土地改良区の事務所で、警察による家宅捜索が行われます。」 逮捕されたのは、射水平野土地改良区の専務理事で射水市殿村の安田克則容疑者(69)と、タケウチ工業(射水市)社長竹内誠容疑者(56)、朴木工業(射水市)社長、朴木敬一郎容疑者の3人です。 県警によりますと、射水平野土地改良区の専務理事安田克則容疑者(69)は2022年7月ごろ土地改良区が発注した工事の指名競争入札で会社側が受注できるよう便宜を図り、竹内容疑者から10万円分の商品券を受け取った疑いがもたれています。 また2023年12月の発注工事でも便宜を図り、朴木容疑者から現金20万円を供与されるなど3回の指名競争入札で総額40万円を受け取った疑いがもたれています。 県警は3人の認否を明らかにしていません。 安田容疑者は土地改良区が発注する工事の入札に参加する業者の選定を担当していました。