「上司の女性を妊娠させた」「サラ金で借金」 80代男性から600万円だまし取ったか 20歳の男を逮捕

津警察署は5日、三重県鈴鹿市の80代の男性から計600万円をだまし取った詐欺の疑いで、住所不定無職の田中誠士容疑者(20)を逮捕しました。 調べによりますと田中容疑者は何者かと共謀し、去年10月14日に鈴鹿市の男性(80代)へ電話をかけ、息子を名乗って「上司の女性を妊娠させた。訴えられるかもしれない。示談金300万円がいる」などとうそを言い、弁護士の甥になりすました田中容疑者が翌日、四日市市の近鉄川原町駅付近の路上で、男性から300万円をだまし取ったとされています。 さらに同じ日、男性の息子を名乗る男が「まだお金がいる。サラ金で借金している」などとうそを言い、田中容疑者が同じように弁護士の甥になりすまして近鉄富田駅付近の路上でさらに300万円をだまし取ったとされています。 警察によりますと、田中容疑者は「俺がやったことだと思う」と供述しているということです。 再び電話がかかってきたことを不審に思った男性が、息子が勤める会社に確認したところ、社内でのトラブルがないことが分かり、警察に相談したことで事件が発覚しました。 田中容疑者は、同じような手口で津市の80代男性から400万円をだまし取った疑いで、1月15日に逮捕されています。

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