2024年4月、静岡県富士市内の住宅にプロパンガスの訪問販売をした際、客に不備のある書面を渡すなどした疑いで2025年2月6日、ガスなどの代理店の会社の元代表や当時の従業員ら4人が再逮捕されました。 特定商取引に関する法律違反(不備書面交付、重要事項の不告知)の疑いで再逮捕されたのは、東京に本社を置くガスなどの営業代行業の元代表で熊本県熊本市の男(40)、事件当時従業員だった静岡市清水区蒲原の男(31)ら4人です。 警察によりますと、男らは静岡県焼津市に本社を置くプロパンガス販売業の代理店の社員などとして、2024年4月上旬、富士市の60代の女性宅に訪問販売をし、不備のある書面を渡し、クーリングオフについての重要事項を故意に告げなかった疑いが持たれています。警察は男らが容疑を認めているかどうか明らかにしていません。 男ら4人は、別の静岡県富士宮市に住む80代の夫婦に対する特定商取引に関する法律違反の疑いで、2025年1月にも逮捕されていました。 また警察は、今回の富士市内の60代の女性に対して、焼津市のプロパンガス供給事業などを営む会社と代理店業を行っていた会社が一体となり、2024年4月上旬、代理店業の元従業員らが不備のある書面を交付した上、クーリングオフについても故意に事実を告げず、契約書を交付しなかったとして、焼津市のプロパンガス供給事業などを行う会社を特定商取引に関する法律違反の疑いで2月6日、静岡地方検察庁富士支部に書類送致しています。