お笑いタレントのチャンス大城(50)が9日放送のカンテレ「マルコポロリ!」(日曜後1・59)に出演し、定時制に通っている学生が“チャンス大城”に変わる九死に一生を得た衝撃の体験を告白した。 大城は中学3年生でNSCに一度入学したものの挫折。定時制の高校に通いながら土木関係の会社でバイトをしていた。ところが、運が悪いことに一緒に働いていた先輩5人が街でも有名な不良グループ。「働いた日当の1万円をとられて、それで居酒屋行ったりしてたみたいです」と、日給はほとんど脅し取られていたという。 その5人が刑事事件を起こして逮捕状が出たことが分かり、大城に言いがかりで危害が及ぶ可能性を考えた友達が家にかくまってくれたという。しかし、ある日の夜、コンビニに行くとその5人組が車2台で来ていた。「おれらと仲間ちゃうんか?乗れ」と言われ、兵庫・六甲山の廃墟がある心霊スポットに連れていかれてという。 廃墟の建物の敷地内に大きな穴が掘られ、そこに首だけ出した状態で埋められた大城。5人は山を下りていき、真っ暗な中で「ああ、ここで人生終わったな」と思ったが、すぐに車1台が上がってきた。 「一瞬、ドッキリやったんかなと思ったんですよ」と話すと、MCの東野幸治(57)は「冗談やんけ、みたいな感じやね」と相づち。しかし、車から降りてきたのはカップルだった。「女性の人が懐中電灯を持ってたんです。心霊スポットなんで肝試しに来てたんです」 真っ暗闇の中、その2人に「すいません、すいません」と声をかけた。女性がビクッとして、彼氏に「なんかいま声聞こえへんかった?」と聞いた。彼氏は「幽霊なんかおるわけないやろ」と一笑に付したのでもう一度「すいません、すいません」と声をかけた。 さすがに聞こえたようで2人の動きが止まった。「それで懐中電灯をぼくに当てたんです。生首の幽霊やと思ったんでしょうね。ギャーーーッ!って叫び声を上げなら帰っていきました」。衝撃の告白に静まり返りながら大城の言葉を聞く出演者。その中で「ぼく、ワンチャンス逃したんですよ」と、のんきなオチをつけた大城に一同爆笑。共演していたFUJIWARAの藤本敏史(54)は「チャンス大城が生まれた瞬間や!」と感動の声を上げた。 翌朝、廃墟となった建物の管理人が来た。明るい場所では生首と間違えられることもなく、無事に救出されたという。