違法なオンラインカジノへの入り口は、身近な場所に潜んでいる。ITジャーナリストの三上洋氏は「普段使うようなサイトに掲載されているネット広告、記事広告を用いて誘導するパターンが増えている」と明かす。 かつてはユーチューバーらがオンラインカジノを行う様子を動画で配信する形で広まるケースが多かった。しかし昨年、こうした動画を公開していた配信者が常習賭博の疑いで逮捕された。それ以降は「ネット上での広告が主流になった」(三上氏)という。 広告の掲示は罪に問われないのか。三上氏は「罪に問おうと思えば問えると思います」とする一方で、広告の掲載サイトや出稿元など「具体的にどこを取り締まるのか判断しにくいので、検挙が難しい現状があります」と指摘した。