6年前、大阪・羽曳野市の住宅街で男性が刺殺された事件。 目撃証言や凶器は見つからず捜査が難航する中、逮捕されたのは現場近くに住む男だった。 3カ月にわたる異例の裁判員裁判(大阪地裁・山田裕文裁判長)の結末は、検察が立証した状況証拠の数々を退けながらも、被告人を犯人とする有罪だった。 裁判員も「難しかった」と振り返った難解な事件。 判断の分かれ目はどこにあったのか。 20回にわたった長期裁判全てを傍聴した司法記者が振り返る。
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6年前、大阪・羽曳野市の住宅街で男性が刺殺された事件。 目撃証言や凶器は見つからず捜査が難航する中、逮捕されたのは現場近くに住む男だった。 3カ月にわたる異例の裁判員裁判(大阪地裁・山田裕文裁判長)の結末は、検察が立証した状況証拠の数々を退けながらも、被告人を犯人とする有罪だった。 裁判員も「難しかった」と振り返った難解な事件。 判断の分かれ目はどこにあったのか。 20回にわたった長期裁判全てを傍聴した司法記者が振り返る。