イスラエルの警察当局が、パレスチナ関連の書籍などを販売したなどとして、東エルサレムにある老舗書店の店主らを一時拘束したことが分かりました。 ロイター通信などによりますと、イスラエルの警察当局は9日、東エルサレムに古くからある「エデュケーショナル書店」の捜索に入り、「テロを支援する書籍を販売した」などとして、店主らを逮捕しました。 警察は、翻訳アプリを使用し、題名などに「パレスチナ」が含まれる本を探していたということで、子供向けの塗り絵を含むパレスチナ関連の書籍を多数、押収したということです。 逮捕された店主らは11日、解放されましたが、5日間の自宅軟禁を言い渡されたということです。 書店オーナー 「こんな事が起きたのは初めてです」 この書店は、中東や世界政治から文学小説まで多数の書籍を取りそろえていて、観光客や研究者らに人気の場所だということで、人権団体などは「文化の弾圧だ」などと批判しています。