【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル郊外にある城南市大庄洞の都市開発事業に絡み、収賄などの罪で起訴された朴英洙(パク・ヨンス)元特別検察官の判決公判が13日、ソウル中央地裁であった。地裁は朴被告に対し、懲役7年、罰金5億ウォン(約5300万円)、追徴金1億5000万ウォンを言い渡した。 朴被告は朴槿恵(パク・クネ)元大統領と同氏の長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)氏を巡る一連の事件を捜査した特別検察官。 便宜を図った対価として50億ウォンを受け取る約束をした疑惑に対しては無罪が宣告されたが、大韓弁護士協会の会長選挙費用を受け取ったことについては有罪が認められた。 共に起訴された朴被告の特別検察官チームで特別検事補を務めた梁載植(ヤン・ジェシク)被告に対しては、懲役5年、罰金3億ウォン、追徴金1億5000万ウォンが言い渡された。 判決後、両被告は法廷で身柄を拘束された。 地裁は朴被告について、大庄洞開発の民間事業者の南旭(ナム・ウク)弁護士から弁護士協会会長選の資金の名目で3億ウォンを受け取った罪についてのみ有罪と認めた。 梁被告は朴被告が3億ウォンを受け取った罪の共同正犯が認められた。 朴被告は大庄洞開発の不正疑惑の中心人物とされる資産管理会社・火天大有の大株主のキム・マンベ氏から同開発事業や複数の罪で起訴された最大野党「共に民主党」李在明(イ・ジェミョン)代表の訴訟をサポートする見返りに50億ウォンを受け取る約束をした「50億クラブ」のメンバーの1人と取り沙汰されていた。 大手銀行の役員だった朴被告は大庄洞開発の民間事業者から計19億ウォンを受け取った罪で23年8月に逮捕、起訴された。