市職員側から“賄賂”持ち掛けたか…津市の水道工事巡る贈収賄事件 見返りに業者から洗濯機など受け取った疑い

水道工事を発注する見返りに洗濯機を受け取ったとして、三重県津市の職員の男らが逮捕された贈収賄事件で、職員側から「賄賂」を持ちかけたとみられることが新たに分かりました。 津市水道工務課の元職員・中村一男容疑者(56)と松岡泰成容疑者(51)は、配水管の修繕工事を「新英工業」に発注した見返りに、洗濯機などあわせて20万円相当の物品を受け取った疑いで12日、再逮捕されました。 賄賂のやり取りは2022年7月ごろから始まり、職員側から話を持ちかけたとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。 2人は水道工事のウソの書類を作成させ、市から工事費をだまし取った詐欺の疑いでも逮捕されていて、三重県警は13日、津市水道局を家宅捜索し、容疑の裏付けなどを進めています。

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