金塊3本、時価1865万円相当をだまし取られる きっかけはスマホの表示 警察官をかたる男の指示に従う 山梨

「携帯電話が犯罪に使われているので、2時間以内に携帯が使えなくなる」などとスマートフォンに表示され、表示された電話番号に電話したことをきっかけに、福岡県警の警察官をかたる男につながり、「逮捕を猶予したければ、資産を警察で管理することに協力してほしい」などと言われ、山梨県南アルプス市の70代の男性が金塊3本、時価1865万円相当をだまし取られました。 警察によりますと、1月26日に男性が自宅でスマートフォンを操作し、インターネットを閲覧していたところ、「携帯電話が犯罪に使われているので、2時間以内に携帯が使えなくなる」などと表示されました。 表示されている電話番号に電話したところ、電気通信事業者をかたる男が電話に出て、「解除には、福岡県警捜査二課に電話してほしい」などと言われ、電話番号を教えられました。 その後、男性は教えられた電話番号に連絡したところ、福岡県警の警察官をかたった男からSNSのビデオ通話で警察手帳を提示され、「詐欺で捕まえた犯人から、あなたが報酬を受け取っている疑いがある」などと言われました。 男性は身の潔白を証明するため、男に銀行口座の残高を教えたところ、男は「あなたを逮捕して取り調べる。逮捕を猶予したければ資産を警察で管理することに協力してほしい」などと言われました。 そして、2月6日に男の指示通り、金を購入して金塊をビニール袋に入れて、自宅前の空き地に置き、その後確認すると金塊がなくなっていました。 男性は、翌日相手と連絡を取れなくなったことから不審に思い、福岡県警に電話して確認したところ、詐欺と分かりました。

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