3歳の長男の両腕を粘着テープで巻き付けるなどしたとして、広島県警は17日、祖父の熊谷和弘容疑者(52)と母親の瞳容疑者(26)=広島市南区宇品海岸3丁目=を暴行容疑で再逮捕し、発表した。2人は容疑を認めているという。 広島南署によると、再逮捕容疑は昨年10月9日午前8時半ごろ、自宅で長男の両腕と胴体に粘着テープを巻き付け、口を粘着テープでふさぐ暴行を加えたというもの。 2人は昨年9月5日午前3時半~9時ごろ、長男の両手と両腕、両足首に粘着テープを巻き付けて緊縛したとする逮捕罪で起訴されている。 男児は今年1月、意識もうろうの状態で2人によって病院に運び込まれ、事件が発覚した。男児は意識不明の重体という。捜査関係者によると、2人は「しつけとして仕方なくやった。数回、手足や口に粘着テープを巻き付けた」「食べさせようとしたが、食べないことがあった」などと供述しているという。 男児は未就学のきょうだい2人を含む5人暮らしで、捜査関係者によると、母子4人は昨夏、市内に転入し、日中は母親がひとりで3人の世話をしていたという。(遠藤花)