大麻所持疑い、逮捕は「違法」 東京地裁、都に賠償命令

大麻を所持したとして大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕され、不起訴となったアーティストが、警視庁の対応は違法だったとして東京都に約160万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、都に約30万円の支払いを命じた。見つかった葉の簡易検査で陽性とは判定できなかったのに逮捕したとし、「違法」と結論付けた。 判決によると、21年5月16日に東京都渋谷区で職務質問を受け、車内から見つかった葉の簡易検査の結果を基に現行犯逮捕された。 平井直也裁判長は、検査結果が陽性を示す「紫~青紫色」とは異なり、「青色」だったとし「陽性とは判定できないものだった」と指摘。逮捕と留置を違法と判断した。

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