電話でお金詐欺で、熊本市内の男性から現金1000万円をだまし取ろうとしたとして男2人が逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは千葉市の自称パート従業員、吉次秀生（よしつぐ ひでお）容疑者（44）と横浜市の無職、間中利之（まなか としゆき）容疑者（54）の2人です。 警察によりますと今月1日から、2人とは別の人物が、熊本市内に住む74歳の男性に電話で「口座から反社会勢力の口座に資金が流れている、口座にある現金の番号を確認したい」などと嘘を言い1000万円を準備させ、きのう（12日）午後1時20分ごろ吉次容疑者と間中容疑者が、男性の自宅近くまで現金を受け取りに来てだまし取ろうとした疑いが持たれています。 事前に、詐欺ではないかと男性から相談を受けた警察が張り込みをしていて、2人を逮捕しました。 警察は他に指示役がいる組織的犯行とみていて、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、吉次容疑者が現金を受け取る「受け子」で間中容疑者が「見張り役」だったということです。