神奈川県川崎市で当時中学1年生の男子生徒が少年3人に殺害されてから20日で10年。事件が起きた河川敷では時折、男子生徒の冥福を祈る人の姿がみられました。 記者リポート 「中学一年生の男子生徒の命が奪われた事件から10年。 ひっそりした現場ですが時折静かに手を合わせる人の姿がありました」 この事件は、2015年2月、川崎市の多摩川の河川敷で、中学1年生で当時13歳だった上村遼太さんがカッターナイフで首などを切られ殺害されたものです。 この事件をめぐっては上村さんの知人だった当時17歳から18歳の少年3人が、殺人や傷害致死などの疑いで逮捕され、その後の裁判で、いずれも不定期刑の有罪判決が言い渡されています。 痛ましい事件から20日で10年、現場には、上村さんの冥福を祈り手を合わせる人の姿がありました。 近くに住む人 「事件について分からない人も結構いるんじゃないか、ああいう事件はやはり起きてはいけないはずだが」 訪れた人 「当時のことを忘れないようにと思って、なるべく来ている。 風化させないことは無理かもしれないが、なるべく忘れないようにしている」