酒気帯び状態で交通事故を起こし同乗者にけがを負わせた疑いの男と、飲酒運転を隠すために同乗者に身代わりとなるよう教唆した疑いの男2人が、25日、松江警察署に逮捕されました。 危険運転致傷と酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、鳥取県米子市に住む会社員の男(23)で、犯人隠避教唆の疑いで逮捕されたのは、鳥取県米子市に住む会社員の男(27)と島根県安来市に住む会社員の男(21)の2人です。 警察によりますと、2024年11月23日午前5時11分ごろ、逮捕された3人は、他の男性(20代)1人と合わせて4人で車に乗っていましたが、運転していた男が、制御不能なスピードを出し、島根県松江市西尾町の県道右カーブでスリップ。対向車線にはみ出し横転する事故を起こしました。この事故で同乗していた男性が頭にけがをしました。 しかし、運転していた男が酒を飲んでいたため、飲酒運転を隠すため、同乗していた男らが、けがをした男性に身代わりになるよう教唆したということです。 警察がその後の調べで、ドライブレコーダーの映像などから、男らの犯行が分かったということです。 逮捕された男ら3人は友人関係にあり、被害にあった男性と犯人隠避教唆の疑いのある男ら2人は会社の同僚だということです。 警察は男らの認否について明らかにしていませんが、事件の経緯や飲酒先など引き続き調べを進めています。