「今後は知事部局で選任する」不祥事続きの鹿児島県警を管理する今後の公安委員任命は

不祥事が相次いでいる鹿児島県警を管理する県の公安委員の任命について、県が新たな方針です。県は、県警から上がってきた候補者の中から選ぶこれまでの慣例を改め、自ら主体となって選ぶ方向で検討することを明らかにしました。 (県警・岩瀬本部長)「県警察に対する県民のみなさまの信頼を損なうものであり、その点について深くお詫び申し上げます」 26日の県議会で、県警の岩瀬聡本部長はこのように述べ、今月14日、県警刑事部の捜査第二課長だった安部裕行警視が、不同意性交の疑いで書類送検されたことについて謝罪しました。 県警では、今年度、警察情報を漏らすなどの疑いで前の生活安全部長や現職の警察官らが逮捕・起訴されるなど、不祥事が相次いでいます。 こうした状況を踏まえ、県議会では、警察を管理する県の公安委員の候補者を、県警からの参考情報を頼りにしてきたこれまでの任命過程の慣例に、疑問の声が上がっていました。 (県・虫明総務部長)「県民から疑念を抱かれることのない手続きとすることが重要と考えている。今後は第三者的な立場である知事部局で、より主体的に幅広く候補者の情報収集をおこない、候補者を選任することとしたい」 これまで行っていた県警からの候補者の参考情報の聞き取りはせず、県が主体的に情報を収集し任命する方向で検討していることを明らかにしました。

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