実在する金融機関の職員を電話で名乗り、愛媛県新居浜市の高齢女性から預かる口実でキャッシュカードなどをだまし取ったうえ、現金１８４万円程を引き出して盗んだ疑いで、３０代の男が２６日に逮捕されました。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡県糸島市出身で住所と職業が不詳の男（３３）です。 警察の調べによりますと男は共謀者と去年１２月、新居浜市内の８０代女性に実在する金融機関の職員を名乗って「口座からお金が下ろされている」と電話でウソをつき、預かることなどを口実に女性の自宅を訪れ、キャッシュカード２枚と通帳２通をだまし取ったうえ、新居浜や関西のＡＴＭで現金１８４万円程を引き出し盗んだ疑いがもたれています。 警察は女性から被害届を受け捜査。関東にいることを突き止め、千葉県で２６日に逮捕しました。容疑の認否は明らかにされていません。 警察は余罪があるとみて、動機の追求や犯行グループの役割の解明を進めます。