札幌・中央警察署はきょう(2025年2月27日)、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで、大阪府の会社役員・横山奨樹容疑者(36)と、奈良県の坂槙伸之容疑者(56)ら仲介グループ「トリップ」の男女7人を逮捕したと発表しました。 逮捕された男女は2024年1月、性的サービスを行わせる店だと知りながら、道外の20代女性を福岡県内のデリバリーヘルス店に紹介して雇用させたほか、うち7人は7月にも道外の10代女性を静岡県内のデリバリーヘルス店に紹介した疑いが持たれています。 横山容疑者はスカウトとして、知人を介したりSNSを通じたりして女性と知り合い、坂槙容疑者ら「トリップ」に紹介。 その後、坂槙容疑者らが女性を店側にあっせんしていました。 逮捕された男女は、いずれも容疑を認めているということで、店側から紹介料や顧問料を受け取っていました。 坂槙容疑者ら「トリップ」の6人は2025年2月5日、ホストクラブで未払い金がある女性客を福岡県内のデリバリーヘルス店に紹介して雇用させた疑いでも逮捕されていて、警察のこれまでの捜査で、「トリップ」と連絡をとっていたスカウトは約20人に上っていることがわかっています。 警察は、坂槙容疑者ら「トリップ」について、SNSでメンバーを集めて犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の可能性があるとみて、引き続き余罪についても調べています。