元時津風親方を逮捕 偽の駐禁除外標章を使って駐車した疑い「取り締まり逃れるため」

身体障害者らに交付される「駐車禁止除外指定車標章」を偽造して掲示したとして、警視庁神田署は偽造有印公文書行使の疑いで、大相撲の元幕内時津海で、第16代時津風親方を務めた坂本正博容疑者(51)=東京都墨田区立川=を逮捕した。「駐車違反の取り締まりを免れるためだった」と容疑を認めている。 逮捕容疑は5日午前9時45分ごろ、墨田区両国の路上で、運転する乗用車を駐車する際、偽造した「歩行困難者使用中」と書かれた標章を車のダッシュボードに置き、車外から見えるように掲示したとしている。 署によると、坂本容疑者は都内の男性名義の標章をカラーコピーして掲示していたという。昨年7月に千代田区内で、近隣住民から「標章を掲示した車が頻繁に止まっている」と通報があり署が捜査。偽造した標章で違法駐車を繰り返していたとみて調べている。 坂本容疑者は令和3年、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したとして日本相撲協会から処分を受け、退職した。

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