闇バイトへの応募をやめるようアピールする広告宣伝車（アドトラック）を警察庁が27日、東京都内で報道陣に公開した。28日から計4台を東京、千葉、埼玉、神奈川の繁華街などで走らせ、若者をターゲットに直接、周知したい考え。 トラックの側面には「『闇バイト』は犯罪です」「この募集、怪しいと感じたら！♯9110にお電話を」などと書かれ、免許証の情報を送って後悔する男性らのイラストを掲示している。日中は「捨て駒として逮捕される現実が待っています」などと注意を促す音声も流す。警察庁の阿波拓洋・生活安全企画課長は「楽で簡単、高収入なアルバイトはない。加担すれば必ず逮捕され、厳罰を受ける。決して応募せず、警察に相談して」と呼びかけた。走行は3月30日まで。 昨年8月以降、X（旧ツイッター）などSNS（ネット交流サービス）上の闇バイトに応募した実行役らによる強盗事件などが相次ぎ、警察庁は対策を強化している。【山崎征克】