暴力団の威力を示して、利息制限法に規定する制限額を超える利息を払う約束で貸し付けた金銭の支払いを要求するなどしたとして、警察は指定暴力団六代目山口組系の幹部らに中止命令を出しました。 警察から暴力団対策法に基づく中止命令が出されたのは、指定暴力団六代目山口組系幹部の男(60)と静岡県伊豆の国市に住む会社員の男(48)です。2人は2月5日、静岡県東部に住む50代の男性に対し、暴力団の威力を示して、利息制限法の規定を超える高い金利で貸した金額の支払いを要求するなどしました。 警察によりますと、暴力団幹部の男は同日、伊豆の国市内で、この男性に対して、「今日中に100万円を用意できなければ、返すわけにはいかない」などと迫って、現金を脅し取ろうとしたとして、会社員の男はその場に立ち会っていたとして、それぞれ恐喝未遂容疑で逮捕されています。警察は金銭トラブルがあったとみて、詳しい事情を調べています。