「あの時捜査してくれれば地下鉄サリン事件は起きなかったかも」事件から30年 猛毒VXで殺されかけた永岡弘行夫妻が語る思い

1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件からまもなく30年を迎える。この事件では14人が死亡、6000人以上が負傷したが、一連のオウム真理教による事件では今も多くの人たちが後遺症やPTSDなどに苦しんでいる。 長男の教団への入信をきっかけに被害者の会の会長として1989年から35年以上に渡り教団と対峙し、猛毒ガスのVXによる攻撃を受けた永岡弘行さん(86)に話を聞いた。 永岡弘行さん: ある日、息子から『親父は人のために何ができるのか考えたことはあるのか』と聞かれました。それまで私は一介のサラリーマンで仕事に没頭していて、親子で遊びに行ったこともあまりありませんでした。息子に寂しい思いをさせたことが入信の原因だったのではとないかとショックを受けました

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