テレ東、『記憶捜査SP3』放送決定 北大路欣也・風間俊介・上白石萌音・松島聡が再集結 えん罪疑惑で鬼塚最大のピンチ

テレビ東京は、「記憶捜査」シリーズのスペシャルドラマ第3弾となる月曜プレミア8『記憶捜査SP3 新宿東署事件ファイル』を10日午後8時から放送する。 「記憶捜査」は連続ドラマ枠で2019年にシーズン1、20年にシーズン2、22年にシーズン3、さらにスペシャルとしても2回放送された人気シリーズ。定年間近に起きた事件で怪我を負い、車いす生活となった敏腕刑事が、人並み外れた詳細な「街の記憶」を武器に、「昭和」と「平成」2つの時代のイメージを呼び起こしながら、「令和」に起こる難事件を解決する刑事ドラマ。 敏腕刑事・鬼塚一路を演じる北大路欣也をはじめ、風間俊介、上白石萌音、松島聡(timelesz)、内田朝陽、白石隼也、石黒賢、余貴美子のおなじみレギュラーキャストに加え、ゲストとして佐津川愛美、袴田吉彦、橋本マナミ、モロ師岡、村松利史、飯田基祐、秋山ゆずきが出演する。 令和6年3月、新宿東署・司法係の部屋に木地本淳子(余貴美子)らが現れ、鬼塚一路(北大路)と捜査した7年前の傷害致死事件について驚きの言葉を口にする。「もしかしたら…えん罪だったかもしれない」。それは平成29年4月に起きた事件。新宿ゴールデン街の「四季の路」でタクシー運転手・才谷春雄(村松利史)の遺体が発見された。逮捕されたのは死亡推定時刻に靖国通りを歩いていた矢部優介(袴田吉彦)。持っていた熊手守の飾りにある稲のもみが現場に散乱していたのが決め手となり、本人も自白した。だが、昨日発生した傷害事件の被害者の腕に才谷に残された擦過傷と酷似する3本の傷があり、照合の結果、合致したのだ。まもなく出所する優介の犯行ではなかったのか?神啓太郎(風間俊介)の指示の下、再捜査を始めるが、やがて新事実が明らかになっていく。令和の事件をきっかけに、平成の傷害致死は、鬼塚によるえん罪の可能性が濃厚になっていく。 ■北大路欣也(鬼塚一路役)/新宿東署・刑事課司法係長・警部補 今回も、どんな脚本が上がってくるかという楽しみがありました。このスタッフとメンバーに再会できる喜びと、こうやって楽しい仲間と仕事ができるというのがうれしいし、幸せですね。 それぞれが成長していく段階で事件に向かっていくのだけれど、人と向き合う方向、それに向かって良い前進をしているんじゃないかと。それぞれ性格はあるし、モチベーションも違うのだけれど、今回は、特に署長の人間的な波動が遠山君に伝わっていく。そして僕らにも返ってくる。素直に真っすぐ生きるということの難しさと、それに対する憧れは年齢に関係ないなと今回、見ていて思いました。お互いがお互いの背中を見ながらやってきて、遠山は遠山で感じる。でも、鬼さんは鬼さんで感じる。ある意味の感動がありましたね。それぞれの人間性がプラスされたと思いますね。 人間というのはともに生きるんだ。悪い面が勝つと事件も起こるし、事故も起こるんだけれど、人間それぞれが持っている内面は一面ではないので。事件を起こした人を憎むのではなくて、同じ人間として向き合って、一歩でも前進、少しでも目が覚めるような感じになってもらえればいいと…そのためにわれわれはわれわれの仕事として、それぞれが頑張っているんだと思います。そういう姿を感じていただきたいと思います。それはどの職業でも、どの時代でも僕は同じだと思っていて、「若いからこうだ」とか、「年寄りだからこう」ということはないような気がします。 このシリーズはメンバーの連帯感があって、気持ちがよかった。そういう体感が画面から伝わればと思いますね。 ■風間俊介(神啓太郎役)/新宿東署・署長・警視 (新作が決まって)うれしかったのが、「記憶捜査」が始まってからほぼ6年(2019年1月スタート)経って、ライフワーク的な部分がすごくあるので、「あそこに戻れる。あのメンバーに会える」という幸せを感じています。「時代」というのをキーワードにしている作品だと思うので、きっと何年か後にまた、「あっ、この時はこういう世の中だった」とこのスペシャルも思い出す作品になるだろうなって、撮影が始まる前から思っていました。 現場の空気もそうですが、それぞれのキャラクターの理解度みたいなものも(回数を)重ねてきているからノッキングゼロ(=手詰まりなく)でみんな入っていくなと思います。なので、こんなに心地が良いことあるかっていうくらい幸せな現場だなと思っています。 どっしりと大木のように根を張っていてくれる鬼塚さんを演じる北大路さんと、物語の中で成長していく萌音ちゃんの遠山咲。中身は変わらないけれど、立場が変わっていく啓太郎という、この3人のコントラストが、心地良いなと思いながら見ていました。 今回は時代を描いてきた作品だからこそ、キャラクターたちの時間もちゃんと流れているというのが感じられるスペシャルになると思うので、そこはすごく楽しみにしてもらいたいなと思います。 おもしろさそのままに、キャラクターたちが生き生きと今の時代を生きています。天才的な記憶を持つ鬼塚さんが、昭和・平成・令和と新宿の街を舞台に記憶を頼りに進んでいく今作。本当に過去が今につながっていることをひしひしと感じてもらえる作品だと思うので、ぜひ見ていただけたらと思っています。 ■上白石萌音(遠山咲役)/新宿東署・刑事課司法係・巡査長 もはや、年に一度の記憶捜査の撮影がないと落ち着かない体になってきています。また大好きなチームの一員になれること、本当にありがたく、うれしいです!前回のラストで、ついに夢の刑事への大きな一歩を踏み出した遠山が、一体どんなふうに司法係に関わってくるのか、ぜひ楽しみにしていてください。 演じながら、彼女の成長と変わらない部分をどちらも大切にしました。長い年月を共にしてきたチームのあうんの呼吸がきっと伝わると思います。ぜひご覧ください! ■松島聡(timelesz)(世条匠役)/新宿東署・刑事課捜査一係・巡査長 一番初めにお話をいただいたときは緊張が勝っていましたが、今回はこのチームが集結する喜びの方が強かったです。皆さんと一緒に同じ環境でお芝居ができることと、先輩の風間くんと北大路さんのお芝居を特等席で見られる喜びがすごく強くありました。 毎回、事件の質が濃くて台本を何回も読むくらい難しいです。ただそこに人間ドラマもあって、いろいろなことを考えさせられます。平成、昭和と自分が関わってこなかったところに触れるということにすごく新鮮味を感じたりしました。 今回は状況の変わり方が激しいなという印象がありました。感情的にも結構怒濤(どとう)でした。これは以前、萌音ちゃんが僕に言ってくれたことなのですが、遠山も世条も捜査に前のめりなのは良いけれど、どこかで「やっぱり事件が起きてほしくない」という気持ちを持った上で捜査をしなきゃいけない。そこを今回は芝居を演じる上で一番に考えてやっていけたら良いなと思って演じました。 今回も難解な内容になっていると思いますが、コメディー要素もあり、アットホームな空気感も流れているので、ちゃんと見るときもあれば、肩の力を抜いてラフに見る時間もあったらうれしいなと思います。世条を含め、キャスト一人ひとりの気持ちに寄り添って見ていただけたらうれしいです。 ■チーフプロデューサー・中川順平(テレビ東京 配信ビジネス局ドラマ室) 連続ドラマ版のシーズン3以来、約2年ぶりに「記憶捜査」が帰ってきます!北大路さん演じる鬼さんを筆頭にした、6年にわたるキャスト・スタッフのチームワークは今回も健在。再会した瞬間にブランクの時間はリセットされ、和気あいあいかつ心地よい緊張感の現場に戻ります。今回の見どころは、かつて鬼さんが逮捕した犯人のえん罪疑惑。鬼さん自身が追いつめられる最大のピンチを、新宿東署の面々はどうやって乗り越えるのか?そしてもう一つの見どころが、昭和、平成、令和すなわち鬼塚、神、咲と三つの世代にわたって継がれていく『想い』です。刑事として、人間として鬼塚が大切にしてきたものとは何か?それが、神へ、そして咲へとつながれていくさまは、シリーズの集大成ともいえる見どころです。どうぞお見逃しなく!

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