韓国 きょうのニュース(3月4日)

◇各地で春の雪 ソウル3センチ・蔚山7センチ 4日は全国各地で雪または雨となった。正午時点でソウルと京畿道内陸部では1時間当たり1~3センチの雪が降るなど、この時期としては多い降雪量・降雨量となっている。4日午前0時から正午までの降雪量は慶尚北道慶州市で11.0センチ、蔚山市で7.0センチ、慶尚北道八公山で6.1センチ、ソウル市で3.1センチ、忠清北道堤川市で4.1センチ、江原道寧越郡で3.8センチ、京畿道坡州市と議政府市でそれぞれ3.7センチとなっている。雪や雨は低気圧の経路にしたがって南西から止んでいく見込みだ。 ◇医学部定員増で授業拒否「大義名分なし」 新入生に学則を厳格適用へ 政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の定員増員方針に反発し、全国の医大生の大多数が休学届を出して授業を拒否しているなか、全国の大部分の大学で新学期が始まった。教育部の金洪順(キム・ホンスン)医大教育支援官(局長)は、2025学年度の新入生は定員増員を知った上で入学したため、増員を理由に授業を拒否する大義名分がなく、拒否した場合は学則を厳格に適用するとして、必ず授業に出席するよう促した。 ◇大統領代行 憲法裁裁判官の任命巡り「熟考モード」 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は、国会から憲法裁判所の裁判官候補として推薦された馬恩赫(マ・ウンヒョク)氏を任命しなかったことを違法とする憲法裁の判断が下されたことを受け、しばらく熟考の時間を設ける見通しだ。この日非公開で開かれた閣僚懇談会では、馬氏を任命するかどうかが国政全般に及ぼす影響を考慮するよう促す助言が相次いだという。崔氏としては、憲法裁の決定を尊重することを大前提に各方面から意見を聞き、検討を続けるとみられる。 ◇尹氏弾劾審判の宣告当日は「最悪の状況を念頭に」 棒・カプサイシン使用も 警察庁で庁長の職務を代行する李鎬永(イ・ホヨン)次長は記者会見で、憲法裁判所が尹錫悦大統領を罷免するかどうかの判断を下す当日に警察力を総動員し、物理的な衝突を防ぐ方針を明らかにした。憲法裁は今月中旬にも決定を言い渡す見通しだ。李氏は「最悪の状況を念頭に置いて計画を立てている」と説明。1月中旬にソウル西部地裁が尹大統領の逮捕状を発付したことを受け、尹大統領の支持者らが同地裁に乱入し、暴動を起こしたような事態が発生し得る場合は棒やトウガラシの辛味成分である「カプサイシン」などの使用を認める考えを示した。

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