特殊詐欺の被害が後を絶ちません。高知県内の70代の女性が警察官や検事をかたる詐欺で210万円をだまし取られました。 詐欺にあったのは土佐清水市の70代の女性です。2月26日女性の携帯電話に非通知で総務省通信局の職員を名乗る女から電話がありました。 女は「山口県であなたが犯罪者として取り扱われている」と説明し、そのまま山口県警の警察官を名乗る男に電話を替わりました。 男は「あなたに逮捕状が出ている。口外すれば逮捕される」などと告げ、今後の連絡用としてLINEのアカウントの登録を指示。 女性は指示に従いアカウントを登録しました。 その後はビデオ通話機能などで連絡が来るようになり、女性は事件を担当するという検事の女を紹介されます。 検事を名乗る女は「マネーロンダリングの疑いがかかっている。口座のお金の動きがないか確認するため、お金を別の口座に移してほしい。潔白になればお金は返す」などと言いました。 女性は指示されるがまま指定された口座に2日間にわたり210万円を振り込み、だまし取られました。