貸金庫から現金6億円超盗んだ疑い、ハナ信用組合横浜支店の元次長逮捕 無断で鍵複製か「ギャンブルに使った」

ハナ信用組合横浜支店(横浜市中区)の貸金庫から顧客の現金計6億円超を盗んだとして、県警捜査2課と伊勢佐木署は4日、窃盗の疑いで、北朝鮮国籍で東京都調布市、同支店元次長の男(49)を逮捕した。鍵を無断で複製して深夜や休日に貸金庫から現金を盗んでいたとみられ、県警は被害額が約10億円に上るとみて調べている。 逮捕容疑は、2021年9月ごろから23年3月ごろまでの間、100回以上にわたり同支店の貸金庫から現金計約6億1900万円を盗んだ、としている。 同課によると、男は「私が盗んだことに間違いない。ギャンブルなどに使った」などと供述、容疑を認めている。 男は16年4月、融資係長として同支店に赴任。17年3月に同支店が移転した際、新店舗の貸金庫室に関係する鍵を無断で持ち出して複製していた。18年4月~23年4月には同支店ナンバー2の次長を務め、店舗運営に必要な鍵を管理する責任者だった。

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