広島市東区の自宅で2歳の長男に暴行を加え死亡させたとして、23歳の飲食店従業員の男が逮捕されました。 傷害致死の疑いで逮捕された広島市東区戸坂くるめ木の飲食店従業員、田中遥(はるか)容疑者(23)は去年10月、自宅で長男の伊桜吏(いおり)ちゃんの腹部に暴行を加え死亡させた疑いが持たれています。 死因は、肝臓がつぶれる「肝挫滅」による出血性ショックでした。 【向井記者】 「こちらの住宅で幼児への暴行があったとみられています。近隣の人によると、子どもの泣き声が聞こえることもあったようです」 【近くに住む人は】 Q:子供の泣き声は? 「たまに聞こえよった」 Q:怒鳴り声が聞こえた? 「それは聞こえなかった。(子どもが)窓越しから見て立っていたから、、手振ったら、元気よく手を振っていた」 田中容疑者は逮捕前には「子どもが自分でけがをした」という説明をしていましたが、遺体の状況と合わないことを警察が不審に思い、捜査を開始。田中容疑者の犯行と特定しました。 当時、自宅には妻と下の子供もいたということです。 警察は「捜査に支障がある」として容疑の認否を明らかにしていません。 警察は事件の経緯や日常的に虐待があったかどうかなど慎重に調べています。