無許可白ナンバートラックで鋼板配送疑い 卸売り会社社長とドライバーを逮捕 荷主とドライバーを共同正犯容疑で逮捕は全国初 警視庁

無許可の白ナンバートラックで鋼板を運んだとして、運送を依頼した会社社長とドライバーの男が逮捕されました。いわゆる「白トラック」行為で、荷主とドライバーが共謀したとして、逮捕されるのは全国で初めてです。 貨物自動車運送事業法違反の疑いで逮捕されたのは、鋼板卸売り会社社長の前田政洋容疑者(45)と運送業の森田明容疑者(72)です。2人は去年10月、国の許可を受けずに千葉県船橋市の工場から浦安市と東京・足立区の会社に、白ナンバーのトラックで鋼板を運んだ疑いがもたれています。 警視庁によりますと、貨物自動車運送事業法違反の共同正犯容疑で荷主とドライバーの双方が逮捕されるのは全国で初めてだということです。 おととし10月に同業の会社から警視庁に情報提供があり、犯行が発覚しました。 取り調べに前田容疑者は「急な発送の仕事も対応してくれ、少量でも運んでもらえるので、白トラックに運送をお願いした」と容疑を認めているということです。

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