2020年に東日本大震災のグループ補助金を1億2000万円多く不正に受け取ったとして、宮城県塩釜市の水産会社の元社長が逮捕されました。 補助金適正化法違反の疑いで逮捕されたのは、塩釜市新浜町1丁目のカネヨ山野辺水産の元社長、山野辺文幹容疑者(64)です。 警察によりますと、山野辺容疑者は、2020年7月、施設の修繕費を水増しして、宮城県の担当課に提出し、東日本大震災のグループ補助金を1億2000万円多く、不正に受け取った疑いがもたれています。 警察は、捜査に支障が出るとして、山野辺容疑 者の認否を明らかにしていません。山野辺容疑者は、2021年に起きた地震のグループ補助金でも、県議に口利きを依頼し、50万円を渡したとして、2022年に逮捕され、2023年3月に執行猶予付きの有罪判決を受けています。 山野辺容疑者が社長をしていたカネヨ山野辺水産では、ほかにグループ補助金を3件申請していたということで、警察が詳しく調べを進めています。