カード型USBメモリーの「販売預託商法」をしていた「VISION」(東京)などを巡る詐欺事件で、広島県警は5日、顧客2人から計約6億円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで東京都品川区、会社員中井良昇容疑者(57)ら男女3人を再逮捕した。全国で1800億円以上を売り上げたVISIONなどの実質的幹部とみられる。 再逮捕容疑は2018年4月~21年4月ごろ、福岡県や熊本県で、「ライセンスパック」と称するUSBメモリーを購入すれば自分たちが第三者に貸し出し、購入代金以上のレンタル料を支払うとうそを言い、顧客の男性(77)と女性(70)からそれぞれ現金をだまし取った疑い。