広島市東区の自宅で昨年10月、当時2歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして父親の飲食店従業員男(23)が傷害致死容疑で逮捕された事件で、男が事件への関与をほのめかす供述をしていることが6日、広島東署への取材で分かった。同署はこの日、男を同容疑で送検した。 同署によると、男は長男が亡くなった後の任意の聞き取りでは「子どもが家の中で走り回り、こけて頭を打った」と説明し、関与を否定していたという。 また、長男の体には複数の薄いあざがあったことも同署への取材で新たに判明。同署は男が日常的に虐待していた可能性もあるとみて事件との関連を調べている。 逮捕容疑は昨年10月24日午後、東区の自宅で長男の腹部を打ち付けるか圧迫し、翌25日未明、肝臓がつぶれる肝挫滅による出血性ショックで死なせた疑い。