「縄結びの練習」と嘘をつき ママ友をロープで縛り金要求 借金苦で犯行か 説得された36歳女 犯行の一部始終

5日、岩見沢市の住宅で40歳の女性の腕をロープで縛るなどしたうえ金を脅し取ろうとした疑いで36歳の女が逮捕されました。犯行の一部始終がHTBの取材で明らかになりました。 岩見沢市の会社員・藏田怜可容疑者(36)は5日昼すぎ、40歳の女性の自宅で、女性の両腕をロープで縛るなどしたうえ、金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。 被害者などへの取材から明らかになった、当時の状況です。 2人はいわゆる「ママ友」の関係。藏田容疑者は「離婚話で相談がある」と女性の自宅を訪れました。そこで「母子家庭になるので土木の仕事をしたい。縄を結ぶ練習に付き合ってほしい」と言い、女性の両腕を縄で縛りました。さらに、藏田容疑者は女性の口に粘着テープを貼りバッグから取り出したナイフを突きつけ、こう脅しました。 容疑者) 「300万円の借金がある。借金に追われていて150万円から200万円貸してほしい」。 このとき、藏田容疑者は興奮した様子だったということです。口元に貼られたテープが浮いていたため、話すことができた女性。抵抗すると危ないと考え、藏田容疑者が落ち着くまで借金の理由などについて聞いた後、縄をほどくよう、こう説得しました。 被害女性) 自分の子どものことを考えてほしい。こんなことをやっていいのか」。 一度は断られたものの1時間以上の交渉の末、藏田容疑者は女性の縄をほどきました。そして「お金を少し貸してほしい」と頭を下げた藏田容疑者。女性は「お金が用意できたら連絡する」と答え、もうすぐ子供の下校時間であることを伝えると、帰っていったということです。 その日の夕方、女性は帰ってきた夫に一連の経緯を説明。夫からの通報を受け、藏田容疑者は警察に逮捕されました。 調べに対し「借金があった」などと容疑を認めているということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加