白石市「公務員としての自覚を」 官製談合事件受け職員のコンプライアンス研修〈宮城〉

宮城県白石市が発注した工事の入札をめぐり、市の職員が非公表の情報を漏らし逮捕されたことを受けて、市は再発防止のため、全職員を対象にしたコンプライアンス研修会を開きました。 この事件は、おととし9月、白石市が発注した配水施設の防水工事の入札をめぐり、市の上下水道事業所の工務係長、平間大地容疑者(36)が草刈工務店の社長、草刈俊彦容疑者(63)に入札情報を漏らし落札させ、公正な入札を妨害した疑いで逮捕されたものです。 この事件を受けて、市は、3月6日、再発防止のためコンプライアンス研修会を開き、全職員およそ340人が参加しました。 白石市 山田裕一市長 「このような不祥事を二度と起こしてはなりません。公務員としての自覚、倫理観を持ってもらい日々の業務に精励してもらいたい」 研修会は非公開で行われ、市によりますと、過去の公務員による不祥事について、説明があったということです。 市は3月10日に再発防止対策検討委員会を立ち上げるとしています。 一方、今回の事件を受けて、県は草刈工務店に対し3月6日から来年11月5日まで指名停止の処分を出しました。

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