意欲的な創作活動のかたわら、保守のオピニオンリーダーとして活躍してきた曽野綾子さんが亡くなった。誤解を恐れない筆鋒、鋭い舌鋒から、畏怖、敬遠されることが少なくなかったが、素顔の曽野さんは、思いやりあふれ、誠実な情けのひと、一方で「天然」ぶりも時にのぞかせる魅力的な女性だった。 人間の心のうちに迫るベストセラーの数々、政治、文化、人道をめぐるその発言について論評するのは筆者の任ではない。本稿はささやかな機会に垣間みた〝人間・曽野綾子〟の一部である。
日本の犯罪・事件・不祥事などの保管庫
意欲的な創作活動のかたわら、保守のオピニオンリーダーとして活躍してきた曽野綾子さんが亡くなった。誤解を恐れない筆鋒、鋭い舌鋒から、畏怖、敬遠されることが少なくなかったが、素顔の曽野さんは、思いやりあふれ、誠実な情けのひと、一方で「天然」ぶりも時にのぞかせる魅力的な女性だった。 人間の心のうちに迫るベストセラーの数々、政治、文化、人道をめぐるその発言について論評するのは筆者の任ではない。本稿はささやかな機会に垣間みた〝人間・曽野綾子〟の一部である。