仕事で知り合った高齢女性から通帳やキャッシュカードを預かり、現金を引き出して盗んだとして30代の男が再逮捕されました。 窃盗の疑いで再逮捕されたのは熊本市北区鶴羽田に住む無職の男(35)です。 男は去年(2024年)10月1日から18日の間に、熊本市の金融機関のATM(現金自動預払機)から、8回にわたり、合わせて約410万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、事件で使われた通帳とキャッシュカードは、熊本市に住む90代の女性のものでした。 男は10年ほど前まで勤めていた住宅関連の会社で客としてこの女性と知り合い、「代わりに通帳の記帳をしてあげる」などと言って通帳などを預かったとみられています。 去年(2024年)10月21日、この女性から警察に「知り合いに通帳を預けたら、勝手に現金を引き出されていた」と相談があり、警察が防犯カメラの確認などを進めていました。 男は警察の調べに対し、「承諾を得て引き出したものだ」と容疑を否認しています。 男は去年(2024年)7月から10月の間に、同じ女性の通帳を使って現金約100万円を引き出して盗んだとして、先月(2月)13日にも窃盗の疑いで逮捕されていて、この時は容疑を認めていました。