静岡市は、女性のスカートの中を撮影し、性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕された33歳の男性職員について、懲戒免職処分としました。 2025年3月7日付で懲戒免職処分となったのは、静岡市清水区役所清水福祉事務所生活支援課の男性主任主事(33)です。 男性職員は2024年12月13日午後3時半頃、JR静岡駅北口の地下道からコンコースに向かう上りエスカレーターで、自身のスマートフォンで女性のスカートの中を撮影し、性的姿態等撮影未遂容疑で現行犯逮捕されました。 その後の市の聞き取りで、職員は早ければ2020年10月頃から今回逮捕されるまでの間に、不定期に盗撮行為を行っていたことが判明しました。 盗撮行為の回数は、スカートの中を盗撮したものは少なくとも10回前後あり、女性の後ろ姿などの体の撮影も含めると、少なくとも30回程度あったということです。 職員は「周囲の人、職場など、さまざまな所に迷惑をかけてしまった。後悔、謝罪の念が強い。申し訳ない」などと話しているということです。 また、静岡市は、総合政策局に勤務する30代の男性職員が、交通事故を起こして3人にけがをさせたと明らかにしました。 職員は2021年2月11日午後1時13分頃、私用で乗用車を運転していたところ、静岡市葵区慈悲尾の信号機のない交差点で、前方不注意により、交差点内で右折待ちのため停止中のトラックと衝突し、運転手にけがをさせたということです。 衝突に起因して、トラックが対向車線を走行していた軽乗用車と衝突し、軽乗用車の運転手と同乗者もけがをしました。3人はいずれも軽傷です。 職員は2021年5月19日、静岡簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けていました。 静岡市は、全ての被害者との示談が完了していることを確認したため、2025年3月7日付で、男性職員に対し、減給3か月の懲戒処分を下しました。 職員は、「二度とこのような事故を起こさないよう後悔している。被害者にできることがあれば、今後もしてきたい」と話しているということです。