「事件番号: WKCC 919/2025」 そう書かれた海外メディアの記事が、事の重大性を示しているようだ。 3月4日に大手芸能事務所のスターダストプロモーションが「契約を解除した」と発表した6人組ダンス&ボーイズグループ『ONE N’ONLY(ワンエンオンリー)』の元メンバー上村謙信(25)が、香港に拠点を置くオンライン・ニュースポータル「香港01」をはじめとする海外メディアに顔がデカデカと掲載され、トップニュース扱いになっている。 「現地のニュースによると、上村は3月1日にファンミーティングのために香港を訪れた後、レストランでスタッフらと祝賀宴会を開いた。その際にイベントの通訳を務めた“初対面の女性”にわいせつな行為をした疑いが持たれているのです」(スポーツ紙記者) 被害者女性は翌日(2日)、民生委員に付き添われて警察に通報し、警察は同日中に上村を逮捕。暫定的に起訴され、4日の朝、西九龍治安判事裁判所に出廷。この事件はさらなる審理のため4月15日まで延期されたという。 記事の最後には、 《香港の法律第200章刑法第122条によれば、「わいせつ行為」は重罪であり、有罪判決を受けた場合、最高刑は懲役10年となる。警察は、いかなるわいせつ行為に対しても一切容赦しない姿勢をとり、法律を厳格に執行すると強調した。国民は法律を犯してはならない》 と書かれている。 「上村さんはW主演を務めた、去年10月クールの読売テレビのドラマ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~』のファンミ―ティングで香港を訪れていました。ですが、4日に突如、重大なコンプライアンス違反によるグループの脱退と事務所との契約解除が発表されましたのです。そのウラには、この逮捕劇があったわけですよ」(ワイドショー関係者) 5日に開催予定だった日本でのファンミーティングは中止に。6日放送の『DAN! DAN! EBiDAN!』(テレビ東京系)は内容を変更した。また9日放送予定『プレミアの巣窟』(フジテレビ系)も内容を変更して放送することを発表するなど、仕事面で影響は出ている。 「今のところ上村さんが出演する2部作映画『BATTLE KING!! Map of The Mind ―序奏・終奏―』は、現在公開中の『序章』は引き続き上映を継続し、『終奏』も予定どおり3月14日に上映すると発表されています。ですが、香港での逮捕報道が日本でも広がったため、対応も変わってくる可能性があります。実際に映画関係者は、公開するか否かの話し合いが何度も行われているようです」(前出・スポーツ紙記者) 同映画の監督である瀧川元気氏は3月6日に自身のInstagramのストーリーを更新し、 《謙信さんの報道について あくまで“容疑“その審議をするための裁判 無罪、和解、示談 その判決が出てもないのに 犯罪者扱いですか??》 と逮捕報道への疑問を呈したうえで、公開への意欲を表明している。だが、このコメントを報じた記事のコメント欄には、 《被害に遭われた方への配慮が足りない》 《責められるべきは上村氏では》 など、厳しい声が並んでいる。 「松本人志や中居正広氏の問題など、芸能界の“女性問題”が立て続けに報じられ、世間は性加害問題への目は厳しくなっています。フジテレビからCMスポンサーが軒並み降りたという事態をとってみても、そのことは明らかです。映画はテレビと違って観客が選択し、おカネを払って観るものとはいえ、容疑がかかっている俳優が出演する映画を公開することに非難の声が上がっても仕方ないでしょうね」(映画関係者) ちなみに、配給元は上村の所属事務所だったスターダストの系列会社『スターダストピクチャーズ』だ。 そこで、上村が香港で逮捕されたということの事実確認と、続編映画『BATTLE KING!! 終奏』は予定通り3月14日に公開されるのかについて、スターダストに問い合わせたところ、期限までに回答は得られなかった。 ファンを裏切り、仕事に多大な影響を与えた上村の罪は重い――。