大分市のごみ収集業務を巡る官製談合事件。市の職員ら立件された6人のうち、10日、元環境部長と業者の男が起訴、他の4人が略式起訴されました。 官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは大分市の元環境部長池永浩二被告(61)と、ワールド建設の元監査役早川幸治郎被告(68)です。 起訴状によりますと、2022年7月に行われたごみ収集運搬業務を巡る指名競争入札で、池永被告ら元環境部の幹部職員3人は、入札前の6月に早川被告が実質経営する大分市内の会社で早川被告に予定価格を伝えました。 さらに福祉保健部の幹部職員2人を通じて金額が書かれた書類を渡し近い価格で落札させた罪に問われています。 池永被告と、ともに逮捕された元環境部の幹部職員2人は略式起訴されました。また書類送検されていた福祉保健部の幹部職員2人が官製談合防止法違反のほう助の罪で略式起訴されました。