乗用車を運転し女性をはねてケガを負わせたまま走り去ったとして、札幌市東区に住む会社員の男(57)がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。 男は3月7日午後8時30分ごろ、札幌市東区北27条東2丁目の交差点で右折する際、横断していたパート従業員の女性(30)をはねてケガを負わせたまま逃げた疑いが持たれています。 はねられた女性は腰付近の骨を折る重傷です。 警察によりますと、現場は信号と横断歩道がない交差点で、女性が西に横断していたところ、右から来た男の車にはねられました。 ところが男は女性を救護せずに逃走。警察が付近の防犯カメラなどを調べたところ、男の関与が浮上し、容疑が固まった3月13日に逮捕しました。 男は調べに事故を起こした認識がないとの趣旨の話をしていて「相手が叫び声を上げたのは分かったが、ケガをしていないと思った」などと容疑を一部否認します。 警察は事故直後に男が車を止めることもなかったとみていて、逃げた動機や事故の状況などを詳しく調べています。