風俗情報サイト運営元を書類送検 違法な売春店から広告料収受の疑い

国内最大級の風俗求人サイトが売春目的の店と知りながら求人情報を掲載していたとされる事件で、福岡県警は17日、違法店と認識した上でサイトに広告を掲載し料金を得たとして、運営元の広告代理店「ウィンノット」(福岡市博多区)代表取締役の男性(52)=大阪市北区=と、法人としての同社を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑で書類送検した。 書類送検容疑は2023年12月、福岡・中洲のソープランドが売春で得た犯罪収益と知りながら、風俗情報サイト「シティヘブンネット」の24年1月分の広告掲載料として62万7000円を受け取ったとしている。代表は「犯罪で得た可能性のあるお金を受け取っていることは間違いない」と供述しているという。 ウィンノットは風俗求人サイト「ガールズヘブン」の運営にも関与。県警は2月、売春目的の違法店と知りながら、ガールズヘブンに求人情報を掲載したとして、同社社員4人を職業安定法違反(有害業務の募集情報等提供)容疑で逮捕。福岡地検は3月、4人を処分保留とし、任意で捜査を続けている。【佐藤緑平】

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