【独自】「コメを買わないか」玄米の窃盗容疑などで逮捕された男が元勤務先に取引を持ちかけたか 周辺では約1.8トンのコメ盗難被害 青森市

青森市で農家の倉庫から玄米が盗まれた事件についてです。逮捕された男が2月、過去に勤務していた会社の従業員に「コメを買わないか」などと取引を持ち掛けていたことが青森テレビの取材でわかりました。 ※大矢容疑者の元勤務先の関係者 「(ほかの従業員が)『コメを買わないか』とメールがきたと言っていた。10キロずつ小分けにして売っていたみたい。」 青森テレビの取材に応じた元勤務先の関係者は2月、会社の従業員にコメの取引を持ちかける連絡があったことを明かしました。 ※須崎蓮記者 「大矢容疑者が青森警察署から出てきました。これから青森地検に身柄が送られます」 青森市新城の会社員・大矢一樹容疑者が逮捕されたのは3月13日。 3月2日から3日にかけ、青森市の農家の倉庫から玄米2袋=60キロなどを盗んだ疑いです。 この倉庫では2月27日から3月2日にかけて玄米600キロ以上がなくなっているほか、周辺の農家の倉庫からも玄米およそ1.2トンがなくなっていたことがこれまでの取材でわかっています。 警察はこの一連の盗難被害に大矢容疑者が関わっている可能性があるとしています。 元勤務先の関係者の話から浮かび上がってきたのは大矢容疑者の生活環境です。 少なくとも5人以上の子どもがいながら、多額の金をギャンブルに使っていたといいます。 ※大矢容疑者の元勤務先の関係者 「(経済的に)困っていたと思いますよ。やっぱりパチンコに走っちゃう。子どもが多いのでお金もかかっていたと思うし。会社内の人に『お金を1万円貸してください』と頼んでいた」 警察の調べに対して大矢容疑者は「売る目的で盗んだ」という趣旨の供述をし、容疑を認めています。

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