フランス人の研究者が、所持していた携帯電話にトランプ政権の政策に批判的なやり取りが残っていたとして、アメリカへの入国を拒否されました。 フランスメディアによりますと、3月9日にフランス国立科学研究センターの宇宙研究者が、会議に出席するためアメリカに入国しようとした際、携帯電話とパソコンの提出を求められました。 携帯電話に、トランプ政権による研究予算の削減などを批判するやり取りが残っていたことから機器を没収され、入国を拒否されました。アメリカの当局は、「憎悪と陰謀に満ちたメッセージを送っていた」と判断したということです。 この事案との関連は不明ですが、フランス国立科学研究センターをめぐっては、2月にフランス・マルセイユのロシア領事館に爆発物が投げ込まれ、職員2人が逮捕されています。(ANNニュース)