「子どもが思い通りにならないので腹が立った」 2歳児暴行死事件で父親 広島地検が傷害致死罪で起訴

広島市東区の自宅で昨年10月、当時2歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして、広島地検は25日、父親で飲食店従業員男(23)を傷害致死の罪で起訴した。捜査関係者によると、「子どもが思い通りにならないので腹が立った」という趣旨の供述をしているという。 起訴状などによると、男は昨年10月24日午後1時半ごろ、東区の自宅で長男の腕を引っ張ってあおむけに転倒させた上、腹部を足で踏みつけて肝臓がつぶれる肝挫滅の傷害を負わせ、翌25日午前1時20分ごろ、出血性ショックで死亡させた疑い。 広島東署によると、男は妻と子ども2人の4人家族。長男が亡くなった後の同署の任意の聞き取りに対して「子どもが家の中で走り回り、こけて頭を打った」などと説明していた。今月4日の逮捕後の調べには一転して暴行への関与をほのめかしていたという。

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