岩国市職員を在宅起訴 知人が代表つとめる会社に指名競争入札の予定価格を教え落札させた官製談合防止法違反の罪(山口地検)

岩国市が発注した道路舗装補修業務をめぐり官製談合防止法違反などの疑いで逮捕・送検されていた岩国市職員の男がきょう(28日)起訴されました。 収賄と官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは岩国市職員(58)です。 起訴状などによりますと職員は岩国市建設部道路課に勤めていたおととし4月、市が執行した道路舗装補修業務の指名競争入札2件において当時知人が代表を務めていた会社に受注させるため予定価格を教えて落札させ、見返りに自身の交際相手の旅行代金(市内から札幌市など)およそ12万円を負担させたなどとされています。 予定価格はそれぞれ192万9000円と199万1000円で業務はすでに終わっているということです。 山口地検は職員の認否を明らかにしていません。 また職員は去年11月に20代の知人女性に自宅で性的暴行を加えたなどとして不同意性交の疑いで逮捕、その後起訴されています。 岩国市の福田市長は「市民の皆様の信頼を大きく失墜させたことについて改めて深くお詫び申し上げます。今後の状況を確認したうえで厳正に対処してまいります。引き続き、すべての職員に対して、服務規律と法律等の順守の徹底を図るとともに、改めて適正な契約事務について確認し、市政への信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。 また、山口区検察庁はきょう2件の業務を受注し旅行代金を負担したとされる会社員を贈賄の罪で略式起訴し山口簡易裁判所は罰金80万円の略式命令を出しています。

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