浜松市で小学生の自転車の列に軽トラックが突っ込み4人が死傷した事故で、30日、亡くなった女児の父親が取材に応じ、心境を明かしました。 この事故は24日、浜松市中央区舘山寺町で軽トラックが小学生4人の自転車の列に突っ込み、小学2年生の石川琴陽さん(8)が亡くなったほか、小学4年生の姉(10)が意識不明の重体に、ほか小学4年生2人が軽いけがをしました。 警察は、軽トラックを運転していた浜松市中央区 農業の男(78)を逮捕・送検し、過失運転致死傷の疑いで捜査を進めています。 30日、報道陣の取材に応じた琴陽さんの父親によりますと、葬儀は29日までに行われました。父親は「8年間しか一緒に居れなかったけれど、ありがとう」などと伝え、見送ったということです。お姫様に憧れていた琴陽さんは、緑色のドレスをまとい、棺には好きだったお菓子や人形、手紙が添えられたということです。父親は「葬儀は終わったが(気持ちは)変わらない。まだ生きているという感覚しかない。」などと言葉を詰まらせながら心境を明かしました。 また、意識不明の重体だった小学4年生の姉は、28日に意識が回復。今後、詳しい検査が行われる予定だということです。