覚醒剤を暴力団組員に譲り渡したとして逮捕された男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。 不起訴処分となった無職の男性は2023年2月、熊本市西区蓮台寺の路上で覚醒剤 約200グラム、末端価格で1320万円相当を暴力団組員に譲り渡した疑いで逮捕されていました。 一方、この男性から覚醒剤を譲り受けた疑いで逮捕された熊本市西区谷尾崎町に住む指定暴力団「道仁会」系組長、田尻真也(たじり しんや)被告(41)はきょう(3月31日)付けで覚醒剤取締法違反の罪で起訴されました。 熊本地検は不起訴の理由について、「回答は差し控える」としています。