元弁護士による巨額横領事件、3回目の逮捕です。 全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の預金から約5000万円を自分の口座に入金するなどして横領した疑いで元弁護団長の男が1日、再逮捕されました。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の元団長、内川 寛 容疑者(63)です。 警察によりますと、内川容疑者は2021年1月からおととし6月にかけて、弁護団長として会計管理をしていた弁護団の預金口座から82回にわたって現金を引き出し、合わせて約5000万円を自分の口座に入金するなどして横領した疑いが持たれています。 内川容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 全国B型肝炎訴訟熊本弁護団は使途不明金発覚後の去年10月、約1億1450万円を横領したとして内川容疑者を刑事告訴。 内川容疑者は、同様の手口で弁護団の預金口座から合わせて約4200万円を横領したとしてこれまでに2度逮捕されています。 また、これまでの調べに「住宅ローンの返済や事務所の経費などに使った」と供述していて、警察が余罪についても調べを進めています。