奄美署(田中聡署長)の新任署員28人が1日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美観光ハブセンターでハブ対策の研修を受けた。同センター職員の本山栄隆さん(70)からハブの生態や対処法を学び、署員2人が生きたハブの捕獲に挑戦した。 春の定期異動に合わせた同署の恒例研修。2024年度は管内で22件のハブ捕獲要請があり、11匹を捕らえた。 署員たちは本山さんの講話やビデオ視聴を通して▽気温24度以上で南寄りの風が吹くと出没する▽紫外線に弱く薄暗い所や夜間を好む▽台風や雨の時は街中に出没することもある―など、ハブの生態や習性に理解を深めた。 一晩で7匹捕獲することもあるというハブ取り名人の渋谷洋一さん(70)が、全長1メートル40センチ、820グラムの生きたハブを手に取り、署員たちに触らせた後、生きたハブを見るのは初めてという署員2人が専用器具や竹の棒を使って捕獲に挑んだ。 指宿市出身の田中陽菜巡査(23)=四谷交番=は「意外と力が強く怖かった。市民の安全を守ることが第一なので、要請があれば習ったことを生かして捕獲したい」。霧島市出身の山迫柊斗巡査(19)=屋仁川交番=は「頭をたたくのは難しかったが体験できてよかった。(実践でも)スムーズにできるよう頭の中でイメージしておきたい」と話した。